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保育士等の処遇改善案について

2017.2.22

平成29年度の保育士の処遇改善案が最近話題になっていますが、昨年の12月頃に厚生労働省から処遇改善案というのが発表されました。

 

 

内容はというと、保育士全員の給与水準を月額6千円程度ベースアップしたうえで、新しく新設された職務分野別リーダーには、さらに月額5千円、副主任保育士と専門リーダーには4万円程度の処遇改善を行うという案になっています。

 

処遇改善をするのは非常にいいことなのですが、副主任クラスで4万円も処遇改善するのであれば、その上にいる主任や園長クラスはもっと高くしないといけません。現在の保育園の給与制度なんかを見てもほとんどの保育園で主任と副主任で4万円も給与格差を設けていないように感じますので、当然そちらも上げなければ逆転現象を起こしてしまうでしょう。

 

でもそのお金は出ない!?ということです。

 

う~ん、給与が上げれるのは喜ばしいことですが、経営者とすれば非常に頭を悩ませているのではないでしょうか。

 

最近は、キャリアパス要件の浸透もあって、保育園からの賃金設計の依頼が多数あります。今回の処遇改善案では、5階層のキャリアパスを厚生労働省が提示していますが、そのフレームをいかに自分たちのキャリアパスに落とし込むかも来年度の重要な課題になるでしょう。

 

また、現段階では案ですから、次の情報を早く発表してほしいところです。

 

弊社では、処遇改善やキャリアパス要件についても細かくチェックしていますので、賃金にお悩みの保育園がいらっしゃったら、ぜひお気軽に相談してください。